初心者必見!2018年版 eスポーツの楽しみ方
みなさんはeスポーツをご存知でしょうか。サッカーや野球、ラグビーのように勝敗を決めるスポーツですが、それをゲームで行うというアミューズメントです。勝敗を決められるタイプのゲームであれば、およそなんでも当てはまると思います。
国内でも徐々に知名度が上がってきています。
eスポーツの楽しみ方
普段、友達とか家族がプレイしているゲーム画面を一緒に見て楽しんだ経験のある方はいらっしゃると思います。
もしそういった経験があるなら、eスポーツ観戦を直ぐにでも楽しむことが出来ると思います。プレイしている人が家族や友達ではなく、プロゲーマーであったりストリーマーだったりするという違いがあるだけで、基本的には全く同じなのです。
プロゲーマー、ストリーマーとは
プロゲーマーとは、企業がスポンサーについているプレイヤーです。給与制のプロゲーマーもいます。ゲーマーは今や仕事として成立しているのです。大会へ出場したりして賞金を稼いでいるプロも大勢います。
ストリーマーはプロだけではなく、アマチュアの方でも当てはまります。ストリーミングサービスを利用して、不特定多数の人に自分のゲームプレイを公開している人です。ストリーミングをすることで有名になった方や、もともと有名人でストリーミングを始めた人(ケイン・コスギ氏など)などがいます。
彼らと僕らは何が違うのか!?
彼らと普通のプレイヤとは何が違うのでしょうか。それは ゲームプレイの内容 です。まずは日本が誇る世界で有名なプロゲーマーである、梅原大吾氏(ギネス保持者)の過去の大会動画を御覧ください。2004年、カリフォルニアで行われた格闘ゲーム大会EVOに参加した時の動画です(氏は男性キャラの方を操作しています)。
背水の逆転劇と呼ばれている伝説のプレイ動画 です。体力がほぼゼロな状態で、相手の連続技をジャンプ時も含めてすべて防御に成功し、相手の攻撃が終わった瞬間の隙きをついて怒涛の攻撃を繰り出し、見事逆転勝利した内容になっています。
どうでしょうか。 観客が総立ちで拍手喝采 状態です。なぜこんなに盛り上がったのかと言うと、氏のプレイがいわゆる 魅せるプレイ だったからです。
基本的にゲームというものはプレイしている人(プレイヤ)が得をすることで楽しむものです。しかし今やそういったプレイ画面を大勢の人たちに見せることが可能になっています。そうなるとプレイ内容は自分ひとりのものではありません。見ている人が楽しめるようなプレイが要求されるようになりました。梅原大吾氏のこの背水の逆転劇はその代表です。
つまり、eスポーツというのは 観客ありき、魅せるプレイありき なのです。今までのように一人や二人で対戦したりするプレイスタイルとは大きく違いがあります。
eスポーツを観戦しよう
さて、実際にeスポーツはいつどこで行われているのでしょうか。答えは簡単です。ストリーミングであれば常に世界中のストリーマーがプレイ動画を配信していますので、いつでも誰でもアクセスした時に動画を閲覧出来るのです。
ストリーミングサービス
世界中のストリーマーが集まる場所です。運営がAmazonですのでバックアップ体制も万全ですし、常に改良が行われていますので、どんどん使い勝手が良くなり、今では世界一レベルにまで成長しています。
海外でのeスポーツ大会なども積極的に行われていますが、日本のeスポーツグループも参加しています。
Amazonでプライム会員になっている方は連携することでTwitchのプレミアム会員として扱われます。
ご存知動画配信の雄、YouTubeのゲーミング版です。こちらはTwitchより後発ですが、負けず劣らず積極的に機能強化がされています。
ストリーマーの中ではTwitchとYouTube両方を使っている方もいるようです。
Twitchは世界中のストリーマーが集まるので英語が話せないと厳しい部分もあるのですが、YouTubeでは比較的日本人のストリーマーも多いので、英語が苦手な方でも大丈夫です。
日本国内で生放送といえばニコニコです。そのニコニコ生放送でゲームを配信している人は多いです。
こちらはストリーマーのほぼ全員が日本人ですので、言語の壁はないという認識で問題ありません。全体的に国内のゲームが多く、内容も濃いものが多いです。
国産のゲームが沢山プレイされています。
eスポーツ大会
大会は定期的に行われています。日本に存在するいくつかの団体が主催しています。
こちらは格闘ゲームがメインの大会です。
他にも、日本ではそれほど馴染みがないかもしれませんが世界ではMOBAと呼ばれるジャンルのゲームが信じられないほど盛り上がっています。
基本的に大会の場合はトーナメント方式とリーグ方式の両方があります。トーナメントはいわゆる勝ち抜き戦で、リーグは総当たり戦です。
現在日本ではストリートファイターV、スマッシュブラザーズなどの対戦格闘ゲーム、ハースストーン、シャドウバースなどのカードバトル系が人気です。
その他にもモンスト(モンスターストライク)の大会なども開催され、なんと賞金総額6000万円という大規模な大会になっています。
海外では優勝賞金が20億円を超える大会などありますが、日本では法律的に難く、300万円程度が限界(しかもいろいろ縛りがあって出したくても出せなかった)とのことでしたが、徐々に金額も上がっていき、頼もしい賞金額になりつつあります。
このまま世界に席巻するほどまで成長するかもしれません。
その他
abemaTVで ゲームに勝てば100万円 をキャッチフレーズにした賞金首という番組があります。YouTubeでも動画があります。海外勢をゲストに呼んだりしていますので、一度ご覧になるとeスポーツの世界がより一層体感できると思います。
こちらの動画ですが、日本のプロゲーマーであるトキド氏が、日本国内ゲーマーと海外ゲーマーの違いなどを鋭い指摘でコメントしていたりしますのでおすすめです。
ストリーマーになってみよう
さて、観戦に関していろいろと解説していきましたが、ここではプレイする選手側の立場になってみましょう。つまりストリーマーになってみようという話です。誰でも無料でストリーマーになる事ができます。
選手側、つまりプレイヤの立場になるということと、今まで一人や友達とプレイしていた時の立場は似ているようで大きく違います。理由は簡単で、主役がプレイヤ側と視聴者側の2者になるからです。
手順としては簡単です。ここではTwitchを使ってストリーミングをしてみようと思います。
- Twitchにユーザ登録(無料です)
- 自分専用の配信コードを取得
- 配信ソフトをダウンロード(無料です)
- 配信ソフトに配信コードを登録
- 好きなゲームをプレイ開始
- 配信ソフトで配信開始
この流れで誰でも配信することが可能です(具体的な登録方法、配信ソフトの設定方法などは割愛します。機会があれば後日詳しくセットアップなどを記事にしてみたいですが)。
実際にストリーミングをしていると、チャット欄に不特定多数の方からコメントがついたり、いろいろ質問されるかと思います。通常プレイしているときは両手がふさがっていると思いますので、返事は音声で行っている人が多いです。つまりマイクがあるとコミュニケーショが取りやすいです。
他の人のストリーミングを見ているとわかると思いますが、結構な人数が自分の顔をビデオで表示し、音声も使っているのがわかると思います。
もし自分もカメラとマイクを配信したいと思ったら、Webカメラが有ると便利です。Webカメラにはたいていマイクが付いていますので、これ一つで自分の姿と声をストリーミングに混ぜることが出来ます(具体的には配信ソフト側で映像と音声を追加するような形になリます)。
海外のオープンな雰囲気を十分に味わってみてください。
まとめ
eスポーツに関して、大会などでは国内では対戦格闘、カードバトルなどが人気で、海外ではLeague of Legends、DOTA2などに代表されるMOBA系が大人気です。贔屓のプロゲーマーやチームが欲しい人などは大会をチェックしておくと良いかもしれません。会場に赴くことも出来ますのでフェスティバル的な楽しみ方もあります。
ストリーミングに関しては、ストリーマーがそれぞれ自分の好きなゲームをプレイしていますので、対戦ゲームだけではなくRPGやストラテジーなどのシミュレーション系もたくさん観戦することが出来ます(Twitchの場合はイラストレーション実況や、人気ストリーマーの日常生活の会話を楽しむIRL系のコンテンツなどもありますのでバラエティに富んでいます)。
『最近面白いゲームがないなぁ、なにかおすすめない?』的にゲームを探しているような人は、ストリーミングをメインに観戦すると良いでしょう。
今後の日本はゲーマー、ストリーマーが社会的立場を得、ゲームと言う扱いが大きく変わってきますので、今のうちに情報収集と観戦、参加などで経験値を溜めておくとよいかと思います。