現役面接官の目 第一弾 書類選考でここを見る!

公開日:2018年01月21日 更新日:2018年04月06日 Web業界の求人に役立つ情報

現役面接官の目

皆様こんにちは。現役面接官の堤 孝太郎です。

私達、現役面接官は、普段から面接だけをやっているわけではなく、
書類選考も兼任している場合が多いです。

面接で顔を合わせる前に必ず通らなくてはならない最初の試練が書類選考なので、
就職活動をする上では面接と同じくらい重要です。

今回は、現役面接官が「実際に履歴書の何を見て書類選考するのか」をご紹介させていただきます。

前提といたしまして、見る点や大切にするポイントは面接官によって様々です。
ですので、本記事はあくまで私自身が重要視する点という部分にフォーカスしてお伝えさせていただこうと思います。

また、今回は「実際に文書に書かれている内容当たり前に見る」ということを前提とし、それ以外の部分にフォーカスをあててご紹介致します。

現役面接官は、「行間」を読む

面接と違い、文書のみの情報である履歴書や、職務経歴書は、面接とは違った情報を面接官に教えてくれます。
経歴やスキル情報等の記載されている情報はもちろんのこと、

「この方はどんな方なのだろう。」

「どのような性格なのだろう。」

「どういった思考なのだろう。」

といった事を、文書の中から読み取ろうとします。

一般的にこういった実際に書いていないことを読み取ること、日本では「行間を読む」と言ったりしますが、
書類選考の段階では、書かれていない部分を重要視することも多々あります。

なので、履歴書や職務経歴書を書く時は、そういった部分まで気を使って書けるかが、一つの重要なポイントになると私は思っております。

現役面接官は、「正確性」を読む

履歴書や職務経歴書は、重要書類にあたります。ですので、書類選考では「正確に書けている事」は大前提としております。
ですので、基本ではございますが、以下のようなポイントは絶対に何度も確認しておきましょう。

・誤字脱字はないか
・経歴の年表記は正確か
・レイアウト上のはみ出しや崩れはないか
・書き方はあっているか

等は、最低限正確である必要があります。
誤字脱字はMicrosoft Word等でチェックすることができますし、経歴年等は入学年や卒業年を正確に出すことができるツールもネット上にはあります。
そういったものを駆使して、正確な情報を記載しましょう。この「履歴書の正確さ」が「仕事の正確さ」に直結するという見方をする面接官も多いはずです。

現役面接官は、「気遣い・心遣い」を読む

履歴書の正確性や内容もさることながら、文書以外にも重要な点はいくつもあります。
特に電子データではなく、郵送で送るタイプの場合は押さえておくポイントが多いです。

履歴書や職務経歴書は、実際に「手にとることができる物」なので、その存在事態に多くの情報がこめられています。
例えば以下です。

・印刷されている紙がしっかりとした上質な紙に印刷されている
・インクの掠れ等がなく綺麗に印刷されている
・折り目が丁寧に折ってある
・封筒の宛名書きが丁寧に書かれている
・封筒のノリどめが綺麗にされている

等など、多くのポイントがございます。
面接官によってはこれらの点で、「いかに丁寧で、細やかな仕事ができるか」や「いかに気が回るか」等を読み取ります。
採用倍率の高い会社では、こういった1つ1つの行動がライバルに差をつける重要な点になると私は考えております。

まとめ にじみ出る人間性の大切さ

このように、履歴書一つからでも、人間性はにじみ出ます。
多くの方々の履歴書を見て、面接をしてきた面接官は、このような文字ではない部分も重要視しますので、就職活動中の皆様は、是非その点を拘っていただければ、一味違う結果が得られるのではないでしょうか。

また、本日お話した「正確さ」「丁寧さ」「気遣い」「心遣い」は、履歴書を書く時だけ拘ろうとしても、中々うまくいきません。
ですので、普段から良い生き方、在り方を心がけることこそ、もっとも重要であると私は思っております。

皆様の就活を応援しております。

 

堤 孝太郎
棒大手企業のIT事業部にてSE兼人事担当をしております。

 

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