完全テレワークを3年間続けてわかったメリット・課題とその対処法
株式会社Bties 代表取締役の内田です。
弊社は、創業以来(2015年〜)一貫して、テレワーク(リモートワーク)を続けてきました。
これからは、場所や時間に縛られず
より柔軟で多様な働き方ができる組織や会社が
必要になってくると感じ実践してきました。
現在は、全員が自宅や指定の場所にてフルリモートワークで働いています。
最近ですと、海外のスタッフもテレワーク(リモートワーク)で働いています。
今回は、2018年も終わりに近づいたということで
テレワーク(リモートワーク)を続けてきてわかったメリットや課題、そしてその対処法について振り返ってみたいと思います。
テレワーク(リモートワーク)導入のメリット
それでは、まずテレワーク(リモートワーク)を導入して、良かったことをあげてみたいと思います。
業務に集中できる
これは、色んな所でも言及されていますが
オフィスで起こりがちな妨害等がなく
自分の業務に集中できるのが
大きな強みだとといえます。
しかしながら、テレワーク(リモートワーク)では
チャットがコミュニケーションの主要な手段となりますので
チャットが業務の妨害の原因になりかねません。
※これは意外な盲点でした
そこで
- チャットを見る時間を決める
- 通知設定を変える
等
テレワーク(リモートワーク)ならではの集中できる環境づくりを工夫をしていく必要があります。
もう少し言及しますとリモートワークでは
自宅等が自分の職場環境になりますので
セルフマネジメントが
通常のオフィスワークに比べて必要となります。
すべてを完璧に実践するのは難しいと思いますが
- その日のうちにやることを明確にする
- やることの優先順位を決めること
- 今日やることを細かくタスクに分類する
- 長期的な目標を毎日継続的に続ける
- 先入観・感情にとらわれず、事実に基づいて判断する
- 今やるべきことに集中する
- 適度な休憩やリセット手段
タスク管理やモチベーション管理等のセルフマネジメントを持続的に行う必要があります。
弊社ビータイズでは
初期の頃は
セルフマネジメントや時間管理の
研修やシェア等を行い
組織への落とし込みを行ってきました。
※ 最近は、マインドフルネス講座を実施
この辺りがうまくできれば
自分のペースで集中して仕事を行うことができるかと思います。
通勤のストレスなく働ける
- 通勤にかかっていた時間を有効に活用できる
- 通勤におけるストレスを感じることなく柔軟に働ける
これもリモートワークの大きなメリットだと思います。
ビータイズのメンバーは、都内から離れて住んでいる人が多いので、通勤のストレスから解放されてよかったという声をよく聞きます。
弊社ビータイズでは、通勤でかかっていた時間を
- 自己を高めるための自己投資
- ウォーキングやランニングの健康維持
取り組むことを推奨しています。
個人的には、朝・夕の時間を活用して
- ウォーキング
- ヨガ
- マインドフルネス
- 読書
等に取り組んでいます。
空いた時間を自分の好きなことに使うことができる
のもリモートワークの魅力に一つです。
また
リモートワークだから働ける、働きたいといったメンバーに出会えたことも
リモートワークを導入してよかったと感じています。
リモートワークを続けてきて感じる課題とは
見えないことによる不安
一般的にリモートワークでは
チャットを通して
コミュニケーションを
頻繁にとるかと思いますが
- いるのかいないのか分からない
- ちゃんと確認しているのか
- 伝わっているのかいないのか
- 怒っているのかいないのか
- 報告が少なく進捗がわからない、ちゃんと仕事としているのかな
オフィスにいたり、顔を合わせないとわからない
非言語のコミュニケーションが、チャットベースのコミュニケーションだと
やりづらくなってしまいます。
こういったことが続くと
「この人大丈夫かな?」
「扱いづらい、コミュニケーションがとりづらい」
等の不信感や疑問につながります。
本人は真面目にやっているつもりでも
まわりからの評価は違うといった事態になりかねません。
こういった現象は
「見ないことによる不安」
と私は呼んでいますが
働く姿が見えない
リモートワークでは起こりやすい問題でもあります。
リモートワークで働く上でのルールを決めたり
働く側でも情報共有やコミュニケーションを徹底する
等の工夫が必要になります。
今後、ビータイズで実践したいこと
上記の述べた「見えないことによる不安」は
ビータイズでも課題として感じています。
今後の飛躍のため
組織の一体感や自発的なコミュニケーションを促進していきたいと考えており
その解決策として
- 企業理念の共有
- バーチャル(仮想)オフィスツール
の実施や導入を検討しております。
※バーチャルオフィスツールはトライアルで試していますので、以下で紹介
バーチャル(仮想)オフィスツールとは
「見えないことの不安」の対策として
「バーチャル(仮想)オフィスツール」をトライアルで試しています。
バーチャル(仮想)オフィスとは、
仮想的なオフィスの中に、実際に働く社員が出社(在籍)することでお互いの存在を確認でき誰がどこで何をしているのかを可視化することができます。
※バーチャルオフィスツールとして、「Sococo」を検討
上記画像のように
誰がどこで何をしているか、コミュニケーションをしているのかを
視覚的に認識できることは安心感にもつながります。
ビータイズでは
- オープンスペース(話かけてOK)
- 集中部屋(集中している。話しかけるときはノックして)
とオフィスをわけることで
お互いの状態が見えたり、何をしているかがひと目でわかるようにしています。
オフィスで生まれる気軽なコミュニケーション
をリモートワークでも生み出し
組織の一体感や自発的なコミュニケーションを
促進していきたいと考えています。
ビータイズのリモートワークの歴史は
トライ・アンド・エラーの繰り返しでもあり
常に検証・改善を繰り返しています。
企業理念の共有やバーチャルオフィスツールの導入の結果は、
別の機会でご報告できればと思います。
※2020年4月7日追記:バーチャルオフィスツール「Sococo」は、思い通りのコラボレーションが起きず、人知れずお蔵入りとなった…
この記事を書いた人:
この記事を読んだ人は、こちらもおすすめ