簡単にできる!ホームページを自分で修正・更新する方法
なるべく費用をかけず、できれば無料でホームページを作りたいという方も多くいらっしゃると思います。そういった方を対象に、無料でできるホームページの更新方法を紹介したいと思います。
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ホームページ開設に関して
ホームページを作るにはどのようにすれば良いのかは、いくつかパターンがあります。
レンタルサーバを契約し、作成したホームページを専用の転送ソフトをつかってサーバにアップロードする方法と、すべてをブラウザ上で行い、公開設定をする方法です。
レンタルサーバは基本的に有料です。1ヶ月500円程度のものから数万円のものまで、千差万別です。自分がどの程度の規模のサーバを借りれば良いのかは、最初は選択するのが難しいと思います。
まずは無料で試せるWix、Jimdoなどのクラウドサービスを使うのが良いかと思います。
それでは実際に作業をする前に、この2つの違いを説明したいと思います。
レンタルサーバとは
ホームページを公開するには、24時間356日稼働しているサーバと呼ばれるコンピュータが必要です。
知識のある方ならご自宅にあるご自分のパソコンをサーバにして公開することも可能ですが、電源を落とすことができなくなります。もし電源を落としてしまうと、ホームページが閲覧できなくなりますし、検索エンジンからもヒットしなくなってしまいます。
それに電源を落とさないにしても、セキュリティやメンテナンスなどを考えると、あまり現実的ではありません。
よっぽど自宅で公開する理由がなければ、避けたほうが無難でしょう。
そこで登場するのがレンタルサーバです。すでに稼働してるホームページ向けのサーバの一部の領域、もしくはサーバ1台まるごと契約し、好きなように使えるというメリットがあります。
ただし、サーバには最初、何もプログラムが入っておりません。コンピュータとして動いてはいますが、ホームページを公開するためのプログラム(デーモンと呼びます)が入っていません。ご自身でデーモンをインストールする必要があります。
代表的なデーモンですが、以下の3つがあります。
- HTTPD
- ブラウザからアクセスされた時にホームページを表示させるプログラム
- RDBMS
- WordPressなどでも使われるデータベース
- MTA
- メール送信に使われるプログラム
これらをインストールする作業が発生します。専門の知識がかなり必要になりますので、プロに依頼するのが良いでしょう。
クラウドサービスとは
クラウドというのを簡単に説明しますと、その場に無いものを遠隔で操作出来るプラットフォームです。
例えば上記で説明しましたサーバですが、一度ファイルをアップロードしますと、内容を更新する場合、手元で修正したファイルを再度アップロードする必要があります。
クラウドサービスでは、主にブラウザ上で直接サーバのファイルを変更することが可能です。
このように、サーバに必要なデーモンがすべて揃っている状態で、なおかつファイルを直接作成出来るようなサービスが存在します。Wix、Jimdoなどが該当します。こちらは入門には最適です。
参考リンク
その他のパターン
一度プロにお願いして作成されたホームページをご自身で更新するという事もあるかと思います。
その場合、上記で説明したサーバのファイルを編集するということになりますが、この場合はそれほど難易度は高くありません。
手順としては以下になります。
- サーバから該当ファイルをダウンロードする
- 手元のパソコンで編集する
- 手元のパソコンで編集した内容を確認する
- サーバに該当ファイルをアップロードする
基本的には上記4つの手順でホームページの更新が可能です。
順を追って説明致します。
1. サーバから該当ファイルをダウンロードする
手元のパソコンからサーバに対してファイルを送信する方法は、以下の2つがよく使われる方式になります。
- SCP
- FTP
上記SCPは主にコマンドを入力してファイルを転送する方法になりますので、ここでは割愛致します。
FTPに関しては専用のソフトウェアがありますので、そちらを使ってファイルを転送することが可能です。
代表的なソフトウェアとしては、以下の2つがあります。
- FFFTP
- Filezilla
どちらも無料のソフトウェアですが、FilezillaよりFFFTPの方が初心者向けです。
2. 手元のパソコンで編集する
ホームページは基本的にhtmlファイルで出来ています。htmlファイルは文字だけが含まれているファイルです。このファイルを編集するには、テキストエディタと呼ばれるソフトウェアを使うことになります。
Windowsですとメモ帳、Macですとテキストエディットという名前のソフトウェアが最初からインストールされていますので、無料で使うことが出来ます。
上記メモ帳ないしはテキストエディットでダウンロードしたファイルを開き、編集したい箇所を編集後、保存すれば完了です。
3. 手元のパソコンで編集した内容を確認する
htmlファイルをダブルクリックすると、インストールされているブラウザで開くことが可能です。もし開かない場合、htmlファイルを直接ブラウザへドラッグ&ドロップしてみてください。編集した内容がほぼサーバと同じ状態で表示されるはずです。
この状態で確認しながら、テキストエディタで編集を繰り返すという作業になります。
4. サーバに該当ファイルをアップロードする
ファイルの編集が完了しましたら、今度は1で行ったダウンロードの逆を行います。つまりアップロードです。
ファイル転送ソフトを起動し、編集したファイルをサーバにアップロードします。
この時間違えてサーバのファイルをダウンロードしてしまいますと、編集した内容がすべてもとに戻ってしまいますので注意してください。
更新する際の注意点
htmlファイル以外のファイル、例えば拡張子と呼ばれるファイル名の末尾が「.html」ではなく「.php」や「.rb」などになっている場合、プログラムとして動くファイルになりますので、編集してしまうと動かなくなることがあります。
どうしてホームページにプログラムが必要なのかといいますと、例えばIDとパスワードを入力してログインするようなホームページでは、入力されたデータとデータベースに登録されているデータを照合し、正しいユーザなのかどうかを処理する必要があったりしますので、プログラムでそれを行うわけです。
その他にも、お問い合わせページでは入力されたデータを受け付け、適切な処理を施した後、担当者へメールを送信するという流れになりますので、これもプログラムです。
ホームページ全体がそういったプログラムのファイルのみで作られている場合もございます。その場合は直接編集はせず、プロに依頼するのが良いでしょう。
まとめ
まずはWixやJimdoなどのクラウドサービスを使って、ホームーページに慣れておくと良いかもしれません。
もし将来的にプロに依頼するにしても、その時の知識は必ず役に立つでしょう。