[2018年版]開発に使える超絶便利なMacのおすすめアプリ10選
皆さんこんにちは。
ちょっと前に社内向けに2017年版便利アプリのリストを作っていたと思ったら、もう2018年の中盤です。早いものですね。
というわけで、早速行ってみましょう。筆者がおすすめする定番のMac便利ソフト10選。
特に目新しいものはありませんが、そこら辺はご愛嬌。むしろそれだけ安定した安心出来るアプリを紹介できると言う意味でご理解いただければと思います。
Atom
ホームページ制作にテキストエディタは欠かせません。テキストエディタといえばなんと言ってもAtomでしょう。
プラグインを導入することで、複数人数で作成された1つのファイルを操作出来たり、マークダウン形式に楽譜、数式、ガントチャート、フローチャートが書けたり、とにかく多彩なプラグインで多機能化出来ます。
プラグインを入れすぎると起動が重くなってしまいますが、Timecopという機能で重いプラグインを見つけ出し、一時的に無効にしておくことなんかも出来てしまうので、臨機応変に活用出来ます。
ホームページ制作に向いてるテキストエディタはいくつかありますが、後述するVSCode(Visual Studio Code)と二分する人気のエディタです。
VSCode
こちらはマイクロソフトが提供しているホームページ制作向けのテキストエディタの雄!マイクロソフト社内でも使われているという愛され方をしています。
Atomとは色々アプローチが違う(ファイルやフォルダの作成がボタンで出来たりする)ので、Atomがなじまなかった人はこちらをお試し下さい。プラグインもAtomに比べて遜色なく、同じ目的で使えるものが多数あります。何があるのか探してるだけでもワクワクします。
大抵のホームページ制作者のMacには、このVSCodeかAtomが入っています。
iTerm2
今更ですが、やはりMac標準のターミナルより遥かに使い勝手の良いiTerm2は外せません。とにかくショートカットキーが一品です。
最近のホームページ制作では、フロントエンドエンジニアの方もコマンドをバリバリ使いますので、使い勝手の良いものが要求されます。その点このiTeam2は至れり尽くせりな作りをしているので、ほとんどのエンジニアの方に向いてるといるでしょう。
[Command] + [T]で新規タブだけではなく、[Command] + [D]で隣にタブ、[Command] + [Shift] + [D]で下にタブを開けるので、慣れてくると一瞬でIDEの様なペインを持つエディタが1画面で設定出来ます。
1日1度はtailコマンド(もちろん-fオプション付きで)打たないと夜眠れない体質の方も多いと思いますが、そういった方々はもれなくiTerm2を使ってらっしゃいます。
Sourcetree
ホームページ制作においてファイルの管理は重要です。一昔前はSVNという管理ツールが使われていましたが、いまはほぼGit一色です。
しかし、「Gitは怖い」。そんなタイトルの書籍が出版されるほど、色々カジュアルに誰もがやらかしてしまうテクノロジー、それがGitです。その誘惑は危険なほどに甘く刺々しいとおもいます。
そんなGitをGUIで操作出来るようなツールがAtrassianから配布されています。もう、これなしでは呼吸すら出来ない開発者も多いのではないでしょうか。
筆者はSourcetreeよりコマンドラインでGitを使っていましたが、おかげさまでコマンドを忘れるほどハマっています。リベース時にスカッシュってどうやるんだっけ?的な、完全にコマンドが脳内から消去されてしまい、遺憾ともしがたい感じがします。
ちくしょうどうしてくれるんだ!と絶叫したいほど便利なソフトです。
Cyberduck
ホームページを作成したらサーバにアップしますよね。こちらはファイル転送ソフトなのですが、なんとAmazon S3へのファイル転送が出来るというすぐれものなのです。はい。
後述するFilezillaは転送速度が速くて気に入っていますが、Amazon S3への接続は出来ません。
バックアップの復元などで大量のファイルをS3に置きたい場合、このCyberduck一択ではないでしょうか。
Filezilla
HTMLファイルなどのホームページ用のファイルを作成したらサーバに転送するのですが、そのためには、転送用のソフトが必要です。転送といえば、漢字Talk時代からMacをいじってた筆者としてはFetch(犬とかそんなに好きじゃないけど)しか思いつかなかったのですが、MacにもちゃんとFilezillaというファイル転送ソフトがあります。
こちらCPUパワーは使いますが、転送がはやいのが良いところです。
ずいぶん昔からあるソフトですが、もうファイル転送といえばscpコマンド以外はこのFilezillaで決まりですね。
Sequel Pro
最近のホームページはデータベースを使う機会が極端に増えています。データベースの知識は無視出来ないレベルです。さて、Macからリモートのデータベースに接続したい!そんなときはどうすればいいのでしょうか。答えはズバリ、Sequel Proです。
もちろんAmazonのRDSにもSSH経由でバッチリ接続出来ます。
名前に「Pro」と付くので有料かと思ったのですが、そんな事ありませんでした。
出来ることはそれほど多くないけど、データベース接続クライアントソフトとしては定番中の定番かと。
VirtualBox
MacはBSDベースなのでUNIXライクなコマンドが使えます。UNIXライクなコマンドはテキストファイルの扱いに非常に長けています。ファイルを作成したり、フォルダを作成したりもコマンド一発で複数可能です。ファイルを開かずとも複数ファイルを一括置換したりなんかも、コマンドなら余裕です。
つまりホームページ制作とUNIXライクなコマンドは親和性が高いということです。が、Macですべてのプロジェクト向けWeb環境を構築するのは無理があります。
そこで仮想化です。仮想化といえばVirtualBox。Macの容量が許す限りお好きなOSをお好きな具合に動かせてしまうので手放せません。
後述するVagrantのプロバイダとしても入れておいて損はないです。
Vagrant
仮想マシンを作るならVagrantがあれば事足ります。ホームページの制作で作られたファイルをアップする先、そこはLinuxサーバだったりします。であれば最初からMac内に同じOSを動かしてしまえば、ほぼ変更しないでそのままアップ出来ますよね。そういったアプリを仮想化アプリといいます。
仮想化にはいろいろ種類があります。VirtualBoxをつかった仮想化、VirtualBoxの面倒な設定をコマンドでさくっと終わらせられるVagrant。コンテナ技術をつかった仮想化であるDockerなどなど。
世の中ではDockerが流行っていますが、もちろんDockerが使えるのは良いことです。しかし、一度理解にハマるとなかなか覚えることが出来ないインフラ系の技術なので、開発者としてはRubyベースのVagrantのほうが手に馴染むんじゃないでしょうか。
筆者はVagrantもDockerもHyper-Vも使っていますが、Vagrantはちょこっと試したい時なんかにサクッとVMが作れるので重宝しています。
eclipse
ホームページ制作時のテキストエディタといえばAtomかVSCodeをおすすめしておいて、なんでIDE?そしてなぜeclipse?
となるかも知れませんが、IDEを舐めてはいけません。AtomもVSCodeもエレクトロンベースです。そして基本的に機能が絞り込まれていて、ある程度の決め打ちがされたアプリなのです。
なので例えばUMLやERDを書きながらPython実行環境とPHP実行環境を使いつつxUnitでテストも実行してみたいなんてときは、テキストエディタじゃ無理なんです。
それに未だに稀に現れるShift_JIS(CP932)やEUC-JPなんかのソースコードをいじるのは、AtomやVScodeでは危険です。
だからeclipseです。
いざ起動してみると、まるで目覚めし魔王のような機能のオンパレード、そして使えば使うほど菩薩のように癒やされる、そんなIEDがeclipseです。
日本語化されたPleadesバージョンがほしい方はMergedoc様サイトからどうそ。
まとめ
良いソフトウェアは10年経っても生きてます。
動き続けるソフトこそ支持され、動き続けるソフトほど歴史を刻むのです。
筆者は基本的に「新しいから」を理由に目新しいものに飛びつくことはしません。
なので月並みなリストになってしまいましたが、実際問題良質なソフトであると思います。当然利用しているユーザも多いソフトですので、今回あえて10選に加えてみました。