ホームページ作成ソフトDreamweaverとは? 現場のプロが解説!

公開日:2017年09月28日 更新日:2018年04月06日 ホームーページ制作に役立つソフト

b08_eyecatch

こんにちは、ビータイズのWeb職人まいたけです。

ホームページ作成ソフトを探していると、必ず目にするのがAdobe社のDreamweaver。名前を聞いたり、見たことがある方も多いのではないでしょうか。今回はそんなDreamweaverについて、どんな機能があるのか、何が他と違うのかを簡単にご紹介します。

 

※その他のホームページ作成ソフトやツールについては、下記の記事で紹介していますので参考にしてみてください。

 

Dreamweaverとは

Dreamweaverとは、PhotoshopやIllustratorなど、様々な作成ツールを開発・販売しているAdobe社製のソフトで、ホームページの作成・管理に特化し、ホームページを作成するための様々な機能が購入時から使用できるソフトです。

実際にブラウザでどう表示されるかを確認しながらコードを編集できるなど、直感的にホームページ作成を進めていくことができます。

 

※この記事はDreamweaverの最新版である Dreamweaver CC 2017 バージョンにおける内容・機能を基に記載しています。

Dreamweaverを使用するメリット

ホームページ作成ソフトDreamweaverを使用するメリットは、まとめると下記の通りです。

  • 無料ソフトにはないプロ向けの高度な機能(※後述)がひとつのソフトに入っている
  • デザインを確認しながらコードを記述できる
  • Windows/Mac で同じソフトを利用できる
  • 常に最新版にアップデートして新しい機能を利用できる
  • ソフト自体のマニュアルや使い方などが豊富

 

無料ソフトにはないプロ向けの高度な機能がひとつのソフトに入っている

無料ソフトでは、テキストエディタとしては高機能であっても他のツールとの連携ができなかったり、テンプレート機能、サイトの管理機能などがあります。 テキストエディタでは、補助的に他のツールやソフトを使用しないといけないものが、ホームページ作成ソフトDreamweaverでは最初から機能として入っているものが多いのでスムーズに作成を始められます。

 

デザインを確認しながらコードを記述できる

テキストエディタや無料ソフトなどの違いとして、コーディングしたものがリアルタイムにデザインビューでプレビューできたり、逆にデザインビューで、ワープロソフトの様に文章に装飾をつけたものが、自動的にソースコードに変換される機能があります。これはコーディングの補助になる機能で、あまりhtmlに詳しくなくてもある程度のページ作成は進めることが出来ます。

 

Windows/Mac で同じソフトを利用できる

掲題の通り、WindowsとMacで同じソフトを利用できます。 バージョンを揃えておけば、端末を問わず同じ使い方ができますのでPCの買い替えや、現場にどちらかのOSしかない場合でも対応ができます。またCreative Cloudを使用していれば、何度でもソフトをインストール/アンインストールすることができます。

※キーボードショートカット等はそれぞれのOSで異なります。

 

常に最新版にアップデートして新しい機能を利用できる

Dreamweaverは毎月固定額を支払い利用するソフトですが、Creative Cloudを介して常に最新版にアップロードすることができますので、最先端の機能をいち早く利用することができます。

 

ソフト自体のマニュアルや使い方などが豊富

Dreamweaverは歴史もあり有名なソフトですので、ソフトを開発しているAdobe社でのセミナーなどはもちろん、ソフトを使いこなすためのマニュアルや書籍なども多く、実際に使用している方のブログなど参考になる情報をたくさん得ることが出来ます。

フリーのテキストエディターは海外製であったり、実際に困ったときにどうすればいいかすぐに調べられないこともありますが、Dreamweaverではソフトの使い方で困った場合の情報はすぐ調べられると思います。

Dreamweaverを使用するデメリット

便利なDreamweaverですが、ホームページの作成がはじめての方にとってはデメリットもあります。主なものをまとめると下記の通りです。

  • 導入費用がかかる
  • ソフトを使いこなすための勉強が必要
  • 便利な使いこなすには中級以上程度のホームページ作成スキルが必要

導入費用がかかる

ホームページを無料で作成したい、予算を少なくしたい方にとってはこれが一番のネックになるかと思います。

Dreamweaverは、一度契約をすると毎月利用料を支払う月額課金式になっており、Dreamweaver単体で契約をしたときの料金は2,180 円/月 (税別) (2017年9月27日現在)となっています。

年額に換算すると約28,000円にも上ります。

 

ソフトを使いこなすための勉強が必要

便利な機能が多数ある一方で、ソフトを使いこなすためにはソフトの使い方を勉強していかなければなりません。新しい機能も続々とリリースされますので、常に情報を調べておく必要もあります。htmlに加えてDreamweaver独自の機能を覚えていく必要があります。

 

便利な使いこなすには中級以上程度のホームページ作成スキルが必要

ある程度自分でHTMLやCSSが書ける場合はDreamweaverを使うことができますが、さらに使いこなすためにはHTMLやCSSの知識に加え、ホームページ作成に関する様々な情報を常に知っておく必要があります。なぜなら、Dreamweaverのアップデートにより追加されていく機能はホームページ作成の主流となる技術やプログラムをより使いやすくするためのものだったりするので、どんな技術が流行しているかなどの情報に常に目を向け、修得を続ける姿勢も必要なのです。

 

Dreamweaverの便利な機能

ここでは、Dreamweaver最新版(Dreamweaver CC 2017.5)で利用できる便利な機能の一部をリストでご紹介します。

ここで上げる機能は一般的なテキストエディタ、無料ソフトには無いことも多いので、Dreamweaverを選ぶメリットでもあります。

※ここで紹介する機能はほんの一部です。Dreamweaverは無料体験版もありますので、実際に体験してみてください。

 

テキストエディタにはない高度な編集機能

  • 高速なコーディングを補助するプラグイン Emmetを搭載
  •  CSSプリプロセッサー機能(Sass および Lessのサポート)を搭載
  • ソースフォーマットの適用
  • バリデート機能
  •  Git操作の実行も可能(Dreamweaver CC 2017.5より)
  • テンプレート機能(PHPなどを利用しなくても、メニューのincludeのような使い方ができる)
  • 使用ファイルのリンク切れを一斉に検知・張替えできる
  • ルートフォルダ全体のソースコード、テキスト一括検索・置換ができる
  • タグの補完機能
  • カラーコードやCSSプロパティの指定をわかりやすく設定できる

 

サイトの管理・登録ができる

  • ソースコードの一元管理ができる
  • FTPで直接サーバにアップロード/ダウンロードも可能
  • サイトに名前をつけ、都度エクスプローラ/ファインダーを立ち上げなくてもソースコードを読み込むことができる

まとめ

ホームページ作成ソフトのDreamweaverとはどんなものなのか、機能の一部を紹介しました。実際はもっと色々なこともできますし、PhotoshopなどAdobe社製の他のソフトとの連携もできますので、一度はどんなものか試してみることをおすすめします。

 

関連リンク

Dreamweaver 公式サイト:

https://www.adobe.com/jp/products/dreamweaver.html

 

Dreamweaver 無料体験:

http://www.adobe.com/jp/products/dreamweaver/free-trial-download.html

 

こちらもおすすめ:

 

書いた人:

まいたけ
BtiesのWeb職人まいたけです。
Web制作歴は17年くらいの何でも屋。
Web/DTPデザイン・コーディングなど、制作を担当しています。

illustration: ©まいたけきの子

PAGE TOP