コミュニケーションに一役!Macで動画キャプチャを撮って、テキストを入れる方法
こんにちは。
前回、動画キャプチャを録画するソフトとしてMac標準搭載の「QuickTime Player」を紹介しました。
QuickTime は簡単でスムーズですが、唯一不満を感じている部分があります。それは「動画キャプチャに、テキストを入れたり、色で囲んだり矢印を追加したりして、わかりやすい資料を作りたいけれど、そういった編集はできない。」というポイントです。
有料ソフトを買えば簡単に実現できそうなのですが、一旦、無料のままでどこまでできるのか、知りたい。ということで、
・資料としての動画キャプチャだけ撮れればいい。
・説明がスムーズになるように画面に直接説明を追加できるような、編集機能を取り入れたい。
・それをMacで実現したい。
以上の3点を、お金をかけずに満たす方法を調べて見ました。
まずはしつこく編集アプリを探してみる。
条件付きならできそう「画面録画ソフト:filmora」
残念ながら、調べれば調べるほどやっぱり有料じゃないとダメなんだな…といった気分になりました!
そんな中で、ある程度は無料でも使えそうだなと思ったのが、こちらの「filmora」。
このソフトおすすめポイントは、録画した画面をそのまま編集画面に進める点です。画面はシンプルで、必要なものは目に見える形になっているので、初めてでも、編集しやすいです。
例えばテキストや矢印を挿入するとしても…
こんなことがしたいんです!わかりやすい!!
こういう動画キャプチャを作成したいと思っています!
しかし!!!
無料プランではウォーターマークが入ってしまう!!
無料=お試しということですね。
ウォーターマークとは、これです。
真ん中に大きく入ったロゴのことです。
このマークが入る以外は、有料版とほとんど同じように編集できるらしいのですが…
仕事でお客様にお送りする動画キャプチャとして使うには、これではちょっとNGですね。とほほ。
このレベルの動画編集ソフトを、無料で、しかもMacで使えるもの!なんて虫のいい話がないだけなので、そんなにがっかりすることじゃない…。
「filmora」の場合、永久ライセンスでの有料版は7980円(2017年12月現在)。
高いのか安いのかは、活用次第ですね。
初めて触ったんですが、使いやすいなと感じました。
iMovieを使って同じことをできないか
ところで、Mac には標準搭載で入っている動画編集ソフト「iMovie」があります。
というわけで、QuickTime で録画したものに、iMovie でコメントを追加してみました。
iMovie も、とっつきにくい印象がある方もいるかもしれませんが、昔に比べると使いやすくなっています。
テキストの挿入は、テロップを入れるというやり方になります。
無難にテキストの挿入するとしたらこんな感じ…
テロップを入れる場所が選べないので、直接説明を入れるには不十分かもしれませんが、QuickTime の機能の「収録にマウスのクリックを表示」と組み合わせると、そこそこわかりやすくなります。
編集するにはまず、プロジェクトを立ち上げて、マイメディアに録画したものを追加して編集します。そして書き出しには、プロジェクト一覧の共有から書き出してファイルが完成します。
「filmora」に比べると全体的にお手軽感はありませんが、標準搭載ソフトでもここまでできることはわかりました。
動画のメリットとデメリット
動画キャプチャのメリットは、わかりにくい動きのニュアンスを伝えられること。マウスの動きを追いかけられるので、同じ作業をしてもらうには大変わかりやすいツールです。
動画キャプチャのデメリットは、テキストのように目で引き返せないこと。見たい部分を一目で見つけられないこと。印刷してじっくり確認したい人、またはそういった作業が必要な場合は不向きです。
しかし現代は、操作マニュアルやレシピ、ついには今自分が何しているかまでSNSで生中継して動画で共有できる時代になりましたので、受け入れる側もすんなり理解してくれそうな風潮になりつつあります。
この先、どんな局面で動画を生かすことができるか、リモートワークという働き方でどんな風に役立てられるか、動画キャプチャはまだまだ伸び代がありそうなツールです。